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ふと見上げた夜空に 白い宝石

肌を刺す冷たさと 弾む心
おかしいかな
まるであの1日が どんな絵より
鮮やかな気がした

「永遠」を嘲笑い 時計の針は進んでく、止まらない
ついにほら、針が落ちた

変わらないのは僕と 握りしめたこの想い
雪さえも 意味を変えてく
いくつも季節を越えて また鐘が鳴り出す
あの夜の君だけ やけに確かな
色を持って 今でも眩しい

 

「あの頃に戻れたら」 意味をなさない
思考が揺れる
まるでこの毎日は ピースが欠けた
パズルみたいだけど

火を付けたロウソクを ひと吹きで消してしまえば、暗くなる
当たり前、知っているよ

聖なる夜の隅で 君の影を探した
街路樹は ずっとキレイで
今でもこの右手が はっきり覚えてる
冷たくて小さな 君の左手
暖めあい 愛したあの頃

 

吹き抜けた 風が今 僕を震わす
心に空いた穴を 通り抜けた
いつまでも 空を見てた

変わるべきなのは僕と 握りしめた想いかな
雪はまだ 降り続けている
夜空に響き渡る 最後の鐘、鳴ったら
君の事、全てを 思い出にしよう
だから、せめて 今夜だけは……

盗み見た横顔も 気まぐれなとこも
笑い顔、泣き顔も、全部好きだった
いつだって寄り添った 温もりと心
聖なる夜に そっと置いてくから

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